2002年11月7日(木)
アメリカのローファーム大規模化企業化への変遷
「アメリカ式資本主義がローファームまで及び、紳士のクラブから市場における競争者に変貌させた。」
NBL2002.10.15号に東京大学大学院在籍の米国弁護士が米国のローファーム(弁護士事務所)がどう変貌したのかを自らの経験を踏まえて書いています。
年功序列であり顧客との信頼関係の中で競争もなく午後のお茶のサービスもあった伝統的でゆったりしたローファームが、生き馬の目を抜く競争の中で巨大化し企業化し各弁護士が専門化し実力主義化した過程が書かれています。昔は200人の弁護士がいればニューヨークで大事務所でした。今日では1000人を越える事務所が7つ、500人を越えるものが57あります。大きく変るきっかけとしてローファームの報酬額一覧等のランキング情報の公開が一般化したためとあります。それにより顧客も優秀な学生もローファームを選別するようになったといいます。
日本の専門家の世界においては公認会計士の監査法人がまず大規模化企業化しました。今後は米国のように法律事務所も会計事務所もその他専門家も「紳士のクラブから市場における競争者に変貌」することを強要されるのではないでしょうか。


